9月の終わりに山中温泉で、山中漆器のうるし絵付け体験をしてきました。
朱色のお盆に絵付けをしたのですがなかなか難しいですね。
石川の伝統工芸「山中漆器」
山中温泉といえば、石川県加賀にある温泉地。
温泉街や土産物屋が立ち並ぶ山中温泉ゆげ街道は賑やかで、自然の景勝の美しい鶴仙渓などもあり、石川県のおすすめ観光地でもあります。
そんな山中温泉には400年以上続く「山中漆器」という伝統工芸があります。
その山中漆器で絵付け体験ができるということで友人と「うるしの器あさだ」さんへとやってきました。
山中漆器の絵付け体験ができる「うるしの器あさだ」
今回、山中漆器の絵付け体験に訪れた「うるしの器あさだ」さんは、山中温泉の中心街からは少し離れたところにあります。
山間の自然豊かな場所にある工房。
こちらでは
- 天然うるしによる絵付け体験
- 山中塗 拭漆(ふきうるし)体験
ができます。
体験希望の方はこちらから予約できますよ。
https://urakata.in/new_reserve/courses/urushiasada/
お店の前には大きな切り株が。
山中漆器の自転車かな?
入り口には多数の「山中木地挽物」が。
山中漆器は、ろくろ挽物木地においては国内トップクラスの質を誇るんだそうです。
うるし絵付け体験
お店で絵付け体験に使う漆器を選び、いざ絵付け体験スタート!
朱色のお盆を選びましたが、他にも箸とかお椀とか色々ありますよ。
友人は「拭漆体験」をしてました。
うるしは直接触れると被れるので、エプロンとアームカバー、そして手袋をします。
すでに色付けされた漆が用意されてます。
描く図案が決まったら、ざっくりとお盆にチョークであたりをつけます。
あとはもういきなり漆で描いていきます。
描いてすぐならすぐ消して描きなおすこともできるそうですが、あんまりやると滲んで汚れてしまうので、なるべく描きなおさないほうがいいと言われました。
まぁいきなり描いていくのはゼンタングルで慣れてますしね。
こっちは友人の拭漆。
ひたすら漆を塗り込んでました。
絵付け体験は大体40〜60分くらい。
まぁ自分がどこまでこだわって描くかというとこですね。
漆はやっぱり粘性が強いので、慣れないとなかなか筆運びが難しい。
変に細かい図案にしなければよかったなとちょっと後悔しました。(^ ^;)
上塗りして乾燥すると漆の色が綺麗に出るということなので、それを想像しながら描くということになるのですが……
難しい。
どこまで描けてて、どこが描けてないのかがわからない。
まぁでもかなり楽しかったですけど。
最後に金粉をふりかけて終了。
お店の方が仕上げをしてくれて、品物は後日宅配で届きます。
山中漆器の制作工程はこちらに詳しく載っていました。
ものすごいたくさんの工程があるのでご興味があればぜひ。
https://www.yamanakashikki.com
完成した作品到着
数週間後、完成した作品が届きました!
ちなみにうるしの器あさださんの「わたしだけのOnly 椀」にも載ってます。
まぁ初めてにしては上出来?かな?
友人の拭漆のコップと一緒に。
ちなみに以前描いたこれをベースに描いたのですが、シンプルに模様だけでもよかったかもしれませんね。
今度は九谷焼とか加賀友禅の絵付け体験にでもいきますかね。
<うるしの器あさだ>さん
- 営業時間:午前9時~午後5時
- 休日:年末年始
- TEL:0761-78-4200
- 住所:〒922-0139石川県加賀市山中温泉菅谷町ハ-215
- ウェブサイト:http://www.uruwashikki.com
- 見学:工房の見学は無料
- 体験:拭漆体験や天然うるしによる絵付け体験(希望の際はウェブか電話で予約)