久しぶりな感じのオーソドックスな白と黒のトラディショナル・ゼンタングル。
細かく複雑に見えるけど、意外とそうでもないんですよね。
ゼンタングルの基本の8ステップ
ゼンタングルメソッドには「基本の8ステップ」というのがあります。
つまりその8ステップに沿って描いていけば誰でもこのような絵が描けるということなんですね。
その基本の8ステップとは、
- gratitude and appreciation(称賛と感謝)
- corner dot’s(点を打つ)
- border(ボーダー)
- string(ストリング)
- tangle(タングル)
- shade(シェーディング)
- initial & sign(イニシャルとサイン)
- appreciate again !(もう一度感謝!)
という流れです。
写真はちょうど「ストリング」という四角い紙(タイルと言います)の中を鉛筆で区切ったところですね。
このように鉛筆で当たりとなる境界線を入れてからタングルと呼ばれるパターンを描いていきます。
タングル(パターンを描く)
鉛筆でストリングを描いたら、あとはペンでタングルと呼ばれるパターンを描いていきます。
この時に最初に鉛筆で入れた線に沿ってそれぞれのブロック毎にタングル(パターン)を埋めていってもいいですし、ストリングを飛び越えたり、あまり境界を気にせず描いても大丈夫です。
- きっちりストリングに沿って描くのもOK
- ストリングに沿わずに描いてもOK
なんですね。
タングル(パターン)はペンで描いていくし、あとで鉛筆で陰影を入れるので最初に書いたストリングの線はあまり気にならなくなります。
じゃぁストリングがなくてもいいのでは?と思うかもしれませんが、このストリングの線があるかないかで描きやすさがかなり違うんです。
途中から変わっていくにしても、最初のとっかかりとしてのアタリがあると、不思議なもので、どこから描き出すかという迷いがあまり生じないんです。
上の写真はまだある程度ストリングに沿ってはいますね。
もくもくとタングル(パターン)を描いた結果このような感じになりました。
描いてる間はペンの走るままに描いてるというか、あまりこれをこうして、と考えてはないですね。
描き上がったとこを見ると、最初のストリングはどこへやらという感じですが。
ゼンタングルは、特に何も考えず気軽に自由に、気持ちの赴くままに描いていきます。
(もちろん考えて描くこともありますよ。)
シェーディング(陰影)
ペンでタングル(パターン)を描いたら、今度は再び鉛筆に持ちかえて、シェーディングと呼ばれる陰影をつけます。
陰影をつけることで画面に奥行きが出ます。
あとはサインを書き入れて完成。
タイルの裏側には日付やコメント、描いたパターンなどを描いたり。
そして最後にもう一度、感謝!
で、ゼンタングルの基本の8ステップが完了です。
今回使用したパターン
- Crazy Blossom
- Buen Camino
- Kemistri
- Aahroma