無事クリスマス・フラメンコ・ライブも終わりました。
ただ、いつも思うのが、とっさに出てくるハレオが少ない・・・
フラメンコでハレオは掛け声のこと
ハレオは、フラメンコの舞台で使われる掛け声のことです。
踊り手に対してとか、観ていて、聞いていて「いいなぁ」「すごい」「素敵」とか思った時に掛けます。
(たまに、頑張れ〜、みたいな時とかも掛けます(^^;)
歌舞伎なんかだと、タイミングが難しくてなかなか言えないですが、フラメンコのハレオは誰が掛けてもいいんです。
(「〇〇屋〜」とか言えたら気持ちいいだろうなぁ…)
歌舞伎の掛け声は「大向こう」と言うらしいですね。
ちょっと脱線しました。(^^;)
フラメンコのハレオは大体は、踊り手や歌い手さん、ギターさんなんかがよく掛けますが、お客さんが掛けることもあります。
客席からハレオが掛かると、顔には出しませんが、めっちゃ嬉しいです!
そしてすごい盛り上がります。
発表会とかのように大きな舞台じゃない時は、踊り手さんもステージ上にいて、踊ってない時は、バックでパルマ(手拍子)を叩いてます。
その時にもちろんハレオもかけるのですが、とっさに出てくるハレオがいつもワンパターンになってしまって、軽く落ち込みます・・・
そんなわけで、フラメンコでよく使われるハレオをまとめて観ました。
Jaleo(ハレオ)掛け声まとめ
スペイン語 | 日本語 | 意味 |
---|---|---|
¡Ole! | オレ | 「素敵!」 フラメンコを代表する最もよく使われるハレオ。素晴らしいと思ったとき、演技に心うたれたときの賞賛の言葉。 サッカーでよく聞く「オーレーオレオレオレ〜」はこれです。 |
Bien | ビエン | 「良い、素晴らしい」英語のgoodと同じような意味です。 |
Muy bien | ムイ・ビエン | 上のbienに、とても・すごくという意味のmuyをつけて「すごく良い」というふうにも言います。英語のvery goodですね。 |
Mira | ミラ | 「見て」 ほら見て見て、すごいでしょ。みたいな時に使います。 |
Vamos | バモ | 「さぁ行こう」みたいな意味。気軽に使いやすい。 |
Vamos alla | バモス・アジャ | 「さぁ行くぞ!」みたいな上のVamosよりももうちょっと強気な感じで、アーティストを盛り上げる時に掛けます。(ジャマーダ(llamada)に入る時とか) バマジャーやバモジャーという風に聞こえます。 |
Bonita | ボニータ | 「きれい、かわいい」という意味。 男性に対してはBonito(ボニート)と言います。 |
Guapa | グアパ | Bonitaより少々大人っぽい。「いい女、美人」という意味。 男性に対してはGuapo(グアポ)と言います。 |
Ay | アイ | 「ああ」という嘆き声。カンテの中でも様々に使われる。 |
Alza | アサー | 「その調子」という意味。 |
Toma | トマ | 「しっかり」という意味。 |
Eso es | エッソ・エ- | 「そう、そのとおり」という意味。 |
書き出してみると、色々ありますね。
他にもまだまだあると思いますが、とりあえず覚えられる範囲から。(^^;)
これらを組み合わせて使うこともありますし、名前を知っているなら、ハレオの後に名前をつけたり増します。
「Ole ○○〜」(オレ!名前)とか、キレイだな〜とか素敵〜とか思ったら「Ole Guapa(男性ならGuapo)」(オレ!グアパ)、もしくは「Guapa ○○〜」(グアパ名前)みたいな感じです。
フラメンコを見に行く機会があったら気後れせず、是非ハレオをかけて見ましょう(^^)